2022/08/18
こんな壁の家に住んでいませんか?
壁の中に断熱材を詰め込んで、外は透湿防水シート
防水ですから雨水は防げますが、透湿では水蒸気を
通してしまいます。気体である水蒸気の性質は、
同じ気体である酸素や窒素をイメージして
いただければお分かりのようにどんな小さな隙間も
透過してしまい、濃度差はできません。
要すっるに、透湿シートの場合、
水蒸気から見ればザルと同じなのです。
ご存知のように夏の外気には大量の水蒸気が含まれ
透湿シートで覆われた家では、この大量の水蒸気が
壁の中を通って大量に室内に流れ込み、室内外の
水蒸気に差はありません。
当たり前ですがこのような造りでは、蒸し暑く
せっかくエアコンが除湿してくれても、
外部からどんどん水蒸気が供給され
エアコン効果も限定的で、
エアコンの前しか涼しくない上、エアコンの負荷
も大きくなり電力消費も大きくなります。
まして、隣の部屋はまったく効果なく、
蒸し暑い漏エネルギー状態です
このような造りでは蒸し暑いだけでなく
壁の中も蒸されて、結露しやすい環境になるため
カビや腐朽菌が繁殖しやすい環境となり
不健康なばかりでなく、家も長持ちしません。
近年みられる水蒸気圧30hpaを超すような外気は
外気温1℃下げただけで露点温度となり
容易に結露が発生します。
床下や壁の中の柱に防腐剤を塗布したり
圧力で注入している家など正に腐りやすい家を
証明しているようなものといえます。