2022/02/03
過乾燥が気になる季節
まだまだ寒い日が続き、どこのお宅でも暖房をお使いのことと思いますが、
暖房して室温が上がれば必然的に湿度が下がり「過乾燥」状態になります。
空気が乾くと空気中で微粒子やウィルスなどは舞い上がり滞留しやすくなり
カゼをひきやすく、アレルギー症にもなりやすく、過乾燥を防止するのに「加湿器」をお使いのお宅も多く見られます。
乾燥防止に加湿するのはもちろん良いことなのですが、
断熱の十分でない建物では、加湿と同時に窓ガラスや壁体内で結露が発生することも見逃せません。
結露とは空気中の水蒸気が水滴になるわけですから、除湿していることにほかなりません。
加湿と除湿という相反することを同時に行い、
結果として腐朽菌やカビなどが繁殖しやすくなっているというわけです。
写真はリビング壁体内の結露による黒ずみ
リビングは灯油、ガスストーブの燃焼や加湿器などで発生した水蒸気が、
断熱の弱い壁で結露を発生させます。