2020/05/22
新型コロナ禍で、外出がままならずマスク着用が常識になったこともあるせいか
例年騒がれるはずのインフルエンザや花粉症など影がうすくほとんど話題にもなりません。
でも微粒子によるアレルギーにお悩みの方は、年々増加していて空気環境への関心も高まっています。
アレルギー症の原因物質といえば、まずスギ、ヒノキなどの花粉による花粉症が想起されます。
この花粉の大きさは30μmで、大陸から飛んでくる黄砂は4μm、
大気汚染物質PM2.5とは2.5μm以下ということですから、花粉の1/10以下の大きさということになります。
因みに新型コロナウィルスは0.1μm程度だそうで、これらより更に微小ということになります。
また毛穴の大きさは300μmだそうですので、花粉以下の微粒子は毛穴の中にラクラク入ってしまうというわけです。
そんな微粒子を除去するために換気装置や空気清浄機にはフィルターというろ過するための装置が付くのですが
その目があまり小さくなると、肝心の換気のための風量が妨げられてしまいます。
医療現場で使われるN95という高性能マスクは、PM2.5を95%除去できるそうですが
長時間使うと息苦しくなるなど弊害もあるそうです。
とにかく、外気の中にアレルギー症の原因と考えられる物質は年々増えていると考えられ、
実際の暮らしの中でこれらをいかに除去できるかは、住宅の大きな役目の一つといえます。
室外からの微粒子の侵入を防ぐ・・・つづく