2022/10/22
日本で長持ちの家に共通するのは
木造であること
防腐剤・防蟻剤不要であること
夏向きであること
最近の住宅は、多くが木造でですが
ほとんどの家は「冬向き」で
「防腐剤・防蟻剤」を当たり前に使います。
基礎廻りだけが多いと思いますが、工法によっては
2階まで全て防腐処理なんて家も見かけます。
ここでよく考えると、
どうして防腐処理が必要なんでしょうか?
答えは簡単です!
そのままでは腐ってしまうから防腐処理が必要なのです。
なぜ腐るのかというと冬向きに造られているからです。
建築現場でこんなシートよく見かけます
透湿・防水・防風シート
防水だから雨は通しません!
防風だから隙間風も通しません!
でも残念ながら透湿、水蒸気は通してしまいます!
夏の外気は大量の水蒸気を含んでいて
このシートでは室内は外気と同じ高温多湿になり、
下手に温度を下げれば、露点温度になります。
防腐剤は必要です!しかも基礎廻りだけでは不十分!
冷房する部屋があれば、2階まで必要です!
東海地方最古の木造建造物!即ち長持ち!
「国宝金蓮寺(西尾市吉良町)」
防腐剤・防蟻剤不要!
夏向きに造られているからです!
夏の湿気は通り抜けてしまいます。