2022/02/03
断熱性能というとUA値を比較されることが多いのですが
同じUA値でも工法によってエネルギー削減率に違いがあり
エネルギー削減率の違いとは住み心地の違いでもあるのです。
新築省エネルギー住宅には国の補助金制度があり、補助金を利用しますと
入居後1年間のエネルギー消費量の報告が課せられます。
下は少し古いデーターですが、あるお宅で国に提出した
1年間の消費エネルギー実測データーです(平成25年3月~平成26年2月)
このお宅の規模では計算上標準で年間55.8GJの消費エネルギーになるのですが、
省エネに施工し、太陽光発電設備をすることで申請時には計算上118.5GJ削減でき、削減率は194.8%でした。
ところが1年間の暮らしで実測の削減量は150.7GJで、削減率は270.1%となりました。
机上計算と実測値に大きな差異ができたというわけですが
その原因として考えられるのは2つあります。
1.国の省エネ基準には気密性能が考慮されていない
2.国の省エネ基準には建物の持つ熱容量(蓄熱)が考慮されていない
高い気密性能は、冷暖房時の水蒸気負荷を大幅に緩和でき、エアコンなどの運転にかかるエネルギーを大巾軽減しています。
次回公開気密測定: 2月 12日(土)長久手市
2月 19日(土)名古屋市緑区
※尚、各種見学会は新型コロナ感染症対策のため、完全予約制にて1組づつのご案内となります。
もう一つは、完全外断熱工法で建物全体の一番外側で断熱されていて、
建物全体を断熱材で覆っているため建物の持つ大きな熱容量をフルに活かすことができるからです。
完全外断熱工法と超気密性能の「アイディールの家」の住み心地と省エネルギー性能は一味違います!