2021/08/14
住まいで一番の汗っかき
夏の高温多湿な空気が充満し、露点温度が最も高い場所といえば、
多くの家では、「床下空間」に外気を通気させています。
かつてはそれである程度の湿気対策になったかもしれませんが、
近年の湿気は、日平均の水蒸気圧30pa超といった異常な水蒸気量となって
露点温度が上がり、いたるところで結露しやすい環境になっています。
中でもこれまで床下空間は、無防備にというより積極的に外気を取り込む工法がほとんどです。
水蒸気圧30paを超すような外気を床下に取り込んだら、どうなるか
多くの場合、温熱的に外気の影響が最も少ない床下温度は、外気温より低くなりがち
その上、室内の冷房の影響を受ければ、最も結露しやすい環境であることは
容易に理解できます。
その結果、北側にある洗面所やキッチンの床がぐわぐわになったり
湿気の多い日には床の表面で結露が発生し、廊下がべとついたりすることがあります。
こんな床下は、カビや腐朽菌、シロアリなどの温床となっているはずです。