2020/01/25
「アイディールの家」水鳥です。
赤横線が準防火地域
家づくりを考えるとき、まず考えるのはその土地にかかる規制です。
その中に防火、準防火地域の指定があり、この地域では防火上の規制が厳しいため、その分コストもかかります。
現在半田市でご検討中のお客様は、この準防火地域内で計画されています。
名古屋など大都市では市街地の多くの面積が規制対象になっていますが、
半田市は都市の規模の割に比較的広範囲に準防火地域があります。
その理由は、古くからの港町で工業地帯もあり、そして鉄道があるからだと思います。
鉄道ぐらいはどこにでもありますが、半田市のものは特別!東海地方最古の鉄道「武豊線」なのです。
日本における初期の鉄道は大都市と港を結んでいました。「新橋・横浜」、「京都・神戸」、「札幌・小樽」など各地に引かれた鉄道は全て港町と結ばれていて、東海地方でも港町半田と名古屋岐阜を結ぶ「武豊線」が一番最初の鉄道というわけです。
この古い鉄道こそ半田に準防火地域が大きい原因の一つでもありそうです。
それはかつて鉄道は蒸気機関車で石炭を燃しながら走っていたから、鉄道沿線は火災が起きやすいということが考えられます。
現在、武豊線も含め多くの鉄道は電化され、蒸気機関車は走っていませんが、規制のほうは明治時代と変わらないようです。